輸入住宅の建築実例
平屋とは思えないお城のような夢の家
大階段を諦めきれずにアイデアを駆使した、どこまでも瀟洒でゴージャスな平屋の住まい。
左右の塔屋が存在感を高め、総煉瓦積みの佇まいをより美しく引き立てているM邸。まさに威風堂々という言葉が似合う住まいです。それまで築52年の純日本家屋に住まわれていたことあり、新しく建て替えるならば洋館にしたいと考えていたそうです。
「いつかはお城のような家で暮らしたいというのが、子どもの頃からの夢だったのですね。絵本の世界に憧れて、自分が主人公になりたい。そういうのって誰にでもありますよね」とはにかむMさん。
その夢を叶えるにあたり、「外出先から戻ったときに我が家を見て感動できる佇まいであること」をコンセプトにしたそう。煉瓦積みに塔屋は必須だったといいます。そのこだわりをしっかりと形にしてくれたのが『天草ハウジング』でした。
エントランスホールに入ると、そこは天井高5.4mの見上げるような空間が広がります。右手に進むと、オークの床や腰壁などで彩られたシックなリビング・ダイニングスペースが。部屋ごとに壁紙を変えることでデザイン性を追求しつつも、リビングとダイニングを引き戸でセパレートできるようにするなど、機能性もしっかりと担保されています。
「実は我が家は平家なのです。でも、洋館には立派な階段がつきもの。そこで2階部分をクローゼットにし、心に描いていた想いを実現しました」。
お孫さんたちが「遊びに行きたい!」と言ってくれることがうれしくて仕方ないと笑うMさん。少女の頃に抱いた夢は、いま幸せという花に包まれ、咲き誇っています。