輸入住宅の魅力

煉瓦の魅力について

輸入住宅を検討するにあたり、煉瓦の外壁に憧れを抱く方は多いようです。煉瓦は耐久性が高く、断熱や保温性にも優れた素材であり、狂わず、変質もせず、火で焼かれたぬくもりを製品の中に持ち続ける製品と言えるでしょう。年月が経つごとに味わい深くなるそれは、いつまでも受け継いでいきたくなる、価値ある住まいを生み出します。

煉瓦づくりの家の本場であるイギリスに、面白いエピソードが残っています。煉瓦建築の外面が汚れてきたので、市当局が清掃する計画を発表したところ、市民から「煉瓦の汚れは建築物の年齢を感じさせるだけでなく、それは汚れではなく、建築物の重厚さを感じさせるものである。よって清掃はしないで欲しい」といった要望が出され、清掃計画は中止となったそうです。

 

日本では、明治維新以降、西欧文明を採り入れるために政府主導で欧米から学び、官公庁や警察、兵営、刑務所などが煉瓦で建築されました。そして長い年月を経て戦後を迎え、多くの若い人が海外に出かけるようになり、優れた建築に触れる機会が増えていきます。そんな中、欧米の建築デザインの中で、煉瓦の占める役割の重要性について認識が進むことになったのです。やがてマンションや100年住宅を標榜する住宅のデザインに煉瓦、または煉瓦タイルが積極的に用いられ、耐久性の高い高級性能住宅であることの説明として使われることで、憧れの対象として見られるようになったと考えられます。

 

北米でも、カナダのトロントやオタワなどでは、煉瓦造りの家が多く見られます。実はこれらは、2×4工法の外壁部分に煉瓦を化粧積みしたもの。北米ではブリックベニアと呼ばれており、カナダのような寒冷地では断熱性能を高める方法として、木製の2×4の外壁に煉瓦の化粧積みを施すことによって、外壁との間に断熱性能を高める空気層を生み出す施工技術が発達したそうです。ブリックベニアは化粧積みであるため、構造体に支持され、地震の多い地域でも安全性が高いと言われています。耐久性があり、高性能で美しい煉瓦。多くの人々にいつまでも愛され続ける理由は、こうした歴史的背景も大いに関係しているようです。