輸入住宅の魅力

スパニッシュスタイルの美しさ、ゆとりが光る「山手111番館」

洋館、異人館といえば、多くの人が長崎や神戸、横浜、函館を思い浮かべることでしょう。今回はその中でも横浜の異人館、「山手111番館」をご紹介したいと思います。山手111番館は、スパニッシュスタイルの洋館で、広々とした芝生の前庭を携え、港の見える丘公園のローズガーデンを見下ろす抜群のロケーションに佇んでいます。

完成は大正15年(1926年)。J.H.モーガンの設計によって、アメリカ人のラフィン氏の個人宅として建てられました。スパニッシュスタイルの特徴であるエントランス前の3連のアーチが印象的で、そこは天井の無いパーゴラとなっています。茶褐色の寄棟屋根に白壁が美しい建物は、地階がコンクリート、地上が木造2階建ての混構造。竣工当時は、地階部分に使用人部屋やガレージ、1階に吹き抜けのホール、厨房、食堂、居室がレイアウトされ、2階部分には海が見渡せる寝室と回廊、スリーピングポーチが展開されていたそうです。
異人館はとても有名ですから、おそらく洋館好きの方は、一度は訪れたことがあると思います。しかし、「自分が洋館(輸入住宅)を建てる」という視点でもう一度、見直してみると、必ずや新しい発見があるはずです。室内にも入って見学することができますので、間取りや動線、意匠、そしてガーデン計画などを勉強しに行ってみてはいかがでしょう。きっといいお手本になると思います。

 

住所
横浜市中区山手町111
交通
【電車】みなとみらい線「元町・中華街」駅6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩7分
【バス】JR「桜木町」駅から、神奈川中央交通バス11系統、市営バス20系統、または市営バス「あかいくつ」で「港の見える丘公園前」下車徒歩1分