輸入住宅の魅力

レンガ造りが美しい、ロンドンの街並みが生まれた背景

ロンドンの街並み

イギリスと聞けば、レンガ造りのロンドンの街並みを思い浮かべる方も多いことでしょう。重厚な雰囲気に包まれ、経年変化も味わいとして楽しめるそれは、まさに憧れの輸入住宅の形の一つです。しかしながら、ロンドンの街並みがずっとこのような姿だったかと言えば違うのです。その昔は、すべて木造。1666年に発生した、「ロンドン大火」という不幸な出来事が、今の街並みを生み出したきっかけなのです。

出火原因は、パン屋のかまどだったそうです。そこから火は燃え広がり、4日にわたってロンドンの街を焼き尽くします。ロンドン市内のおおよそ85%もの家屋が焼失したと言いますから、まさに焼け野原。不幸中の幸いだったのは死者の少なさ。5名の方が無くなられたと記録されています。

そんなロンドンの街の復興には、建築家にして天文学者、数学者でもあったクリストファー・レンが大きな役割を果たします。ロンドン大火の数年前にパリに滞在し、バロック建築を研究。それは復興を遂げるロンドンの街並み計画に大きな影響を与えたと言えるでしょう。彼はまず、二度とこのような悲劇が起きないよう、法整備に着手します。それは、「新築される家屋は、すべてレンガ造りか石造りにする」「耐火性を高めるため、壁の厚みに基準を設ける」「放火のために主要な通りの幅に規制を設ける」「建物の階数を規制する」といったもの。このようにロンドン復興の礎が築かれたことで、現在の美しい街並みが生まれていったのです。

ちなみにクリストファー・レンは、セント・ポール大聖堂をはじめとする50を超える教区・教会の再建も手掛けています。ロンドンを包む荘厳な雰囲気は、彼無くして誕生しなかったといっても過言ではないでしょう。

セント・ポール大聖堂

セント・ポール大聖堂