輸入住宅・間取りのヒント

キッチンの設計。アイランドや収納など、トータルでの計画が大切

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家族がともに楽しめる空間として設計

米国の住宅のキッチンは、日常の食事を用意する場所であるとともに、接客などフォーマルな食事の用意をするところでもあります。日常生活は、ファミリールーム(居間)とヌーク(食堂)とキッチン(台所)とが一体となって機能し、この3つの空間は連続して計画されています。そのことにより、炊事・家事をする者と、その他の家族が、一緒の空間・時間を楽しめるのです。

一方、ゲストに食事をもてなすときは、キッチンで料理を作り、隣接するダイニングルーム(正食堂)に運びます。エントランスホール(玄関広間)とリビングルーム(応接間)、DEN(書斎)、ダイニングルーム(正食堂)にキッチンが、フォーマルな生活を支える空間となっているのです。

近年、共働きの子どもがいない夫婦や子育てが終わった家族では、すべての生活をフォーマルな空間で行い、ファミリールームとリビングルームを共用したグレイトルームという空間をつくり、キッチンにヌークを付属させて、ダイニングルームをより頻繁に使用する暮らし方も一般化しています。

また、食事を作ってゲストをおもてなしするというスタイルの中で、友人などの場合では一緒に料理を楽しむという形も、おもてなし方法のひとつとして考えられるようになってきています。得意な料理を教え合ったり、みんなで味見をしながら笑いあったり。このようなキッチンの使われ方が進む中で、アイランド型のキッチンや大型のカウンタートップ、レンジなどが登場し、キッチンの設計の中で採り入れられているのです。