アメリカンハウスの様々な建築様式

フェデラル様式

1776年、米国は英国との独立戦争に勝利を収め、建国しました。当時、英国では産業革命がはじまり、たとえば煉瓦などの製品精度が向上。建築物においても手の込んだ精度の高いものへと移行しつつありました。その中心となって活動した建築家がロバート・アダム。このことから、これら住宅を称して、アダム様式と呼ばれるようになったのです。

このアダム様式が、独立後の米国で人気を博します。新しい連邦建築のデザインとして評価され、採り入れられていくわけですが、内容的にはアダム様式と同じではあるものの、フェデラル様式と名付けられました。

 

フェデラル(連邦)様式(1780~1820年)

フェデラル様式

対称形立面で、陸屋根には屋根手摺と棟両端に煙突があるのが特長です。玄関にはパネル・ドアの周囲にトランザム(欄間)と側窓があり、その前にポーチコ(玄関に導く、または柱列として拡がるポーチ。柱もしくは壁で囲まれた歩道上に屋根がある構造)が設えられています。ポーチコは柱頭飾りのある柱で支えられており、その上部にバルコニーが設けられています。

パラディアン・ウィンドウを中央に鎧戸付ダブルハング・ウィンドウが対照的に配され、糸状もしくは帯状の繰型や要所要所に取り付けられた花模様・小麦の束をかたどった飾り(プラーク)が、数少ない装飾的な要素となっています。