アメリカンハウスの様々な建築様式

プエブロ様式

プエブロ様式

プエブロ様式の代表的な建物は、1609年にニューメキシコ州サンタフェに建設されたガバナーズパレス(知事官邸)でした。この地方の先住民の建築技術を、スパニッシュ様式の設計と結合させたものです。その佇まいは平屋建てのアドービ積みで構成され、建物のほとんど全長にわたって、ポーティルズという庇のあるポーチが取り付けられています。木々で埋め尽くされた庭園は、スパニッシュ様式の影響を色濃く表しています。

プエブロ様式の最も重要とされる住宅事例は、1898年にカリフォルニア州プレザントンに建設されたハシンダ・デルポソ・デベローナと言われています。アドべ(日干し煉瓦)造の壁から1フィートほど突き出した屋根支持梁を化粧に使用していることが大きな特徴です。

プエブロ様式(1900~1990年代)

日干し煉瓦でつくられた多層階構造の建物がプエブロ様式です。丸太による梁(ベガ)とその梁をくり貫いた樋(キャナル)とが、外壁面に突き出したデザインの日干し煉瓦(アドべ)構造で、建物の隅角部はすべて丸みを持たせてつくられます。多くのガラスで構成された窓が、壁面からめり込む形で取り付けられているのが印象的な外観となっています。それは壁の厚さが厚いため。屋根の全体の軸組みは、粘土に埋め込まれます。

このプエブロ様式は、1920年代から1930年代に急増し、アメリカ南西部においては、現在でも一般的なのだそう。個性的な佇まいながら、素材感のあるやさしさやぬくもりを感じる住まいと言えるでしょう。